「夕凪の街 桜の国」 [本]
「夕凪の街」は、原爆投下10年後、昭和30年の広島の話。
「桜の国(一)」は、昭和62年の話。
「桜の国(二)」は、平成16年の話。
映画化され、話題になりましたね。
作品中で、原爆そのものに関する描写はあまり出てきません。
声高に、戦争反対!とか、そういうことを叫んでいる作品でもありません。
原爆投下から時が経ったところで、生きている人々の、
何気ない、日常を描いています。
ただ、そのことが、逆に、原爆の作り出した影を感じさせるのです。
日常の中に、過去の傷が潜んでいて。
広島からも、長崎からも、離れたところで生まれ育った私には、
なかなか近くには感じられない出来事。
けれど、原爆が落とされたことは、
その土地の人たちだけではなく、
日本人皆が忘れてはいけないことのように思います。
今日は、ヒロシマに原爆が落とされた日。
何十年経っても、深いかなしみは癒えることはないのだと、
震えながらインタビューに答えていたおじさんを見て思いました。
他国に、「核兵器を手放せ!」と言っている亜米利加さん。
そんな高圧的な態度で言われたって、相手は納得してくれるでしょうか?
なんだかんだ言って、実際原爆を落としたのはあなたの国だけですよ?
「みんなで手放しちゃおうぜ!」という方向に持っていっていただけると良いのですが。
昨日のニュース見てたら、
昨日の式典、40カ国程の人たちが参加してくれたらしいけど、
核保有国の中での参加は、ロシアだけだったらしいね。
なんか悲しいよね。そういうのって。。。
by おっくん (2007-08-07 21:54)
おっくん
持ってる国はそんなものかもしれないね…。
んまぁ…ロシアもびみょーだけどね(^^;
by ゆっきー (2007-08-07 23:57)